【ライティング】思わず読んじゃう理由と読まれない理由


スマートフォンは、いつでも・どこでも検索できる環境を提供してくれた。
何か困って情報が欲しいとき、人は検索をかけてその状況を解決する。
検索は日常に上手く溶け込んで、なくてはならないものとなった、と思う。
では、この行為と今回のテーマとはどう関係するのか。

思わず読んじゃう記事とは?

いかにして自分の記事が他の記事よりも目立つことが出来るのかということによってサイトの価値が違ってくる。
以前までは、有益な情報を、その情報を知っている人が流し、徐々に下層部に広まっていくという情報の仕組みであった。

今は、誰もが・即座に・どこからでもその情報を取得することができる。
それによって、誰でも有益な情報を広める二次的な役割を担えるようにもなっている。

とすると、サイトの価値というものは、情報(商品)ではなく、その流し方や表現(売り方)に影響されてくる。
そして、その流し方という売り方が上手いものだけが甘い蜜を吸えるようになり、
もっと言えばそれだけで誰もが甘い蜜を吸えるようになったのだと思います。

とすれば、そんな簡単ならば吸いたいと思いませんか、甘い蜜。
ということで、今回はこれをテーマにしてブログを書いたというわけなんですね。

書き手が綴る文章の種類

世の中の文章には、いくつか種類があると思います。
今回はコンテンツサイトでよく見られる文章仕様を2つだけ絞ってみます。

論述形式の文章

堅い内容を書くサイトによく見られる仕様です。
賢い大学生や知的上位層たちが好みそうな文章形式です。

「読む」態勢の人にとっては、良質なものかもしれないが、
普段文章を目にしない人、文章を読まない人にとっては取っ付きにくいのかもしれません。

トーク形式の文章

相方が入れば会話っぽく、一人であれば独り言、本来の日記みたいな、感じのもの。
話し言葉のような形式なので、全体的に柔らな感じを読者に伝えられる。

日頃文章を読まない人でも、誰かとメールするような人なら読みやすい、そんな文章。

書くものや内容によって、使い分けがあると思いますが、おおまかに分けるとこんな感じかと思います。

「文章を読ませる」のって難しい?

全米で最も有名なコピーライターの一人、ジョー・シュガーマンが言うには、

「目的は、最初の文章を読んでもらうことだ。そして、最初の文章の目的は、次の文章を読んでもらうことだ。
そうやって、坂を滑り落ちるように、すべてを読ませるんだ。」

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文章を、次から次へと読み進めるうちに、最後まで読んでしまい、
読者が気付いたときには、あなたが望む行動を取っている。

それを「滑り台効果」と呼ぶみたい。

「滑り台効果」はコピーライティングの原点で、ほとんどのライターは、結論を書き急いでしまう。
しかし、重要なのは結論そのものより、結論までの流れなのだ、とも言っている。

つまり、まず『読んでもらうことから始めなきゃいけない』し、
読んでもらっても『最後まで読んでもらう、飽きさせない』
努力も必要だから、一瞬も気が引けないのはコピーライティングの仕事なのでしょう。

では、読まれる文章と読まれない文章の違いとは何なのでしょうか。
読まれる文章とそうではない文章のそれぞれの特徴をピックアップしてみたい。

読まれる記事の特徴

動画や絵が多い

文字情報は読み応えのあるものに関してはすいすいと読めるが、
何も工夫されていないものだと読む気力が失せてしまうし、まず目が疲れる。

動画や絵を盛り込んで情報提供するようにすれば、見やすいし、わかりやすい。
これは業界的には「インフォグラフィック」として有名で注目されている。

ただ、読み飛ばされる・そもそも見られないというデメリットがある。

35文字以内

人間の視野領域で一番読みやすい文字数のようだ。
これはライフネット生命でのサイトディレクションの際に用いられている知識、というよりテクニック。

文字を書く際、35文字以内に収めて書くと、人は読みやすいそうだ。
つまり、36文字目で改行をして横幅を狭くする。

だらだらと横に長い文章は読みにくく、目が疲れてしまう。
これを意識したブログをあまり散見されないので、使ってみるといいのかもしれない。

わかりやすい例えを入れる

言葉を、言葉だけで伝えようとするとなかなか伝わりにくい。

たとえツッコミで有名なフットボールアワーの後藤なんかを見ていても分かり易い。
様々な出来事を的確なたとえを織り交ぜてツッコミをしていて、その状況が伝わってくる。

面白い言葉のチョイスってあるなと友人との会話でもよく気付かされる。

広告では、3つの壁というものがある。
Not Believe(信じない)Not Read(読まない)・Not Act(行動しない)

そのうちのNot Readの壁を乗り越えるためには
「5才児にもわかる表現を用いる」のが必要なのだろう。

これが例えの力が良い効果を発揮するのだろう。

共感を得られる言葉を含める

文章が「わかる!」「気になる!」と思ってもらえないと、そもそも読まれない。
そのためには、読者が共感するキーワードをどれほど理解していて、実際に盛り込めるかがキーとなってくる。

例えば、実際に用いようとしているワードがその業界では
専門用語であり、正しい用語であっても、

実際の現場では、もっと簡略化された言葉にしていたり
略称を用いていたりもする。

どんなに丁寧に言葉を使っていても
現場の人に響かなければただの文字の羅列にしかならない。

しっかりと現場の人にヒアリングをして、
現場の人が使っているワードに切り替えることで
共感を得られる文章になるのかどうかが、変わって来るのだ。

更新頻度が高い

毎日やっていると今日はどんなこと書いてるかなと気になってくる。
そうすると次第に愛着が湧いてきて、知らず知らずに読んでしまっている。

心理学的に、単純接触効果と呼ばれるものがある。またの名をザイアンス効果とも言うが。
これは気になる人との接触回数を増やせば増やすほど、お互いの親密感を増してくるというもの。

ブログや文章においても同様のことが言える。
こちらの更新頻度が高まり、読者も高い頻度で来訪してもらえるようになれば
お互いの親密感が増すことで、結果的に文章を読まれるという理屈だ。

ノスタルジーは意外にみる?

人それぞれかもしれないが、ノスタルジックなブログは結構見られる。
ノスタルジック風な文章はなぜか引込まれる。

こういう形式の文章は、思慮に富んだ印象を与えやすいため
昔の文豪に触れた読了感を得られるのが利点なのだろう。

完全に好みかもしれないが、データをとってみてもいいのかもしれない。

8対2の割合で主観を入れる。

世の中の8割は、2割の価値で成り立っているという『パレートの法則』に基づく見解。
これに即してみれば、ブログの価値はそのライターである本人が提供する2割の意見(主観)が重要なのではないだろうか。

文章のレイアウトに拘っている

句読点や読点はもちろんのこと、改行や文章の頭を少し空けたり、英語の文章でもあるようなパラグラフ事に分けること。
これは文章を書く基本事項として身に付けといたほうが良いですよね。

まとめ

世の中には様々なコンテンツサイトが跋扈している。
意見を言う場としてのサイトや、意見をまとめるサイト、情報を整理するキュレーションサイトなんかも
次から次に生まれては消えている。

画一化された情報の中で、読者を惹きつけるのは
デザインだったり、レイアウトだったり、もちろん情報の内容だったりと
選ぶ基準はそれぞれだけど、どんなに内容が詰まっていても
読みにくい文章で書かれているのは、あまりにももったいない。

今回の読まれる文章のまとめはほんの一部分でしかないけれど、
逆を言えば、読まれない文章というのは上で列挙した内容の逆であるということ。

読者が読みやすくなるような文章を書くことを意識して
今後のライティングに取り組んでみてもいいのかもしれない。

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