はあちゅうが独立してから「やらない」と決めた(5つのこと)


はあちゅうが独立してから「やらない」と決めた5つのこと___AdverTimes(アドタイ)_-_Part_3

宣伝会議の拡散コースも担当する長谷川哲士さんがAdverTimesで連載コラムを開始した。
まず第一回目のコラムがはあちゅうとの対談で、内容がおもしろかったので要点をまとめてみた。

はあちゅうが独立してから「やらない」と決めた5つのこと

【その1】 有名になることを目的にしない

はあちゅう:自分がネットで有名になることとクライアントを増やすことは、ちょっと離れている気がします。今は、本当に面白いものをつくったら、誰かが見つけて拡散してくれる世の中ですよね。自分のやっていることに筋が通っていて、それをコツコツ継続していれば、べつに自分がインフルエンサーになる必要はないんじゃないでしょうか。わたしの書く記事も、わたしが書いていることを知らずに読んでくださっている方が結構たくさんいるんですよ。あと、目立つことで、いいこともあれば、ヤジが入ったり面倒な頼まれごとをされたりと、デメリットも多いと思います。

かつて、LUMINEの有名広告を作っている尾形真理子さんに対して、
とあるコピーライタの人がこのような評価を付した。

「彼女は、とても罪深い女性である」

このような評価には理由がある。
現在のコピーライターは、本来の義務を担ってはいない。

価値のあるコピーを書くというよりも、
コピーライターが書くコピーとして、ある意味
アイドル的・カリスマ的な意義としてコピーがある。

彼女のような存在が、意義のあるコピーを書きたい以外、
有名人になるための目的でコピーライターを目指す人を増やしているから
重鎮であるコピーライターは、彼女について罪深いと評した。

【その2】自分じゃなくてもいい仕事はしない

常に「わたしである必要はあるだろうか?」と考えながら仕事をしています。そうじゃないと、その仕事で、わたしらしさが出ないんですよ。そうすると、またこの人に頼もうと思ってもらえない。幅を狭めてしまうかもしれませんが、仕事を選んだほうが、結果的にみんながハッピーになると思います。

仕事で個性をだすのは難しい。

規模が大きい会社であればあるほど、助け合いが必要になってくる。
そこでは個性だとかは求められてはいなくて、
小さな作業をみんなで力を合わせて積み上げていくことが大切。

自分じゃなくてもいい仕事はしない、ってのはフリーだからこそ出来ることで
能力があるからこそ、言えることなんだよね。

仕事を選ぶことと自分自信を大事にすることは
いいバランスをとって向き合っていかなきゃいけないんだろう。

【その3】先輩の言うことを聞きすぎない

はあちゅう:先輩コピーライターの言うことは、すべて真に受けないほうがいいと思います。もちろん、わたしもコピーライター時代にお世話になった先輩はたくさんいますし、とても感謝していますが、SNSを使いこなすことに関しては、わたしたちのほうが長けているし、今のトレンドを掴んでいると思うんですよ。先輩がいいというコピーが、必ずしも世の中や、新しい媒体にマッチしているわけではないかもしれない、と常に疑問を持ったほうがいいと思います。

誰もが正しいことを言っているわけではない。

長年仕事に従事している先輩であろうと、
1日に周囲がやっている以上の仕事をさばいている人であろうと、
成績を残している人であろうと、

必ずしも正しいことを言っているとは限らない。
彼、彼女らの発言を信じるとか信じないは自由なのだろうけど。

結局のところ、自分がどう解釈をして、どういう風に考えたのかが重要で
それが目的に対してどの程度の効果をもたらすのかの観点で物を見る必要がある、と思う。

【その4】敵をつくらない

はあちゅう:敵をつくらない人でしょうか。会社を嫌になってやめるのではなく、会社に感謝しながらやめていくことができる人。独立して、たとえ仕事は変わっても、人生は続いているので、どこかでまた前の職場の人とつながって、助けてもらえるかもしれません。

敵をつくらないことをするために必要なこと。
それは、相手を否定しないことだと思う。

人の考えや価値観はどうしても衝突してしまいがちだし
相容れないものなんだと思う。

それは、育った環境も違うし、付き合ってきた人も違うから
受ける影響が異なって、考えが変わるのは当然なこと。

だからって相容れないものを否定していると、
その否定は跳ね返って、自分に返ってくる。

嫌なものを、避けるんじゃなくて
許してあげる努力が、敵をつくらないようにするための手段なんじゃないか。

【その5】「何歳までにこれをする」と決めない

はあちゅう:今、自分の体験を自分の言葉で書く仕事がとても楽しいんです。ありがたいことに、朝日新聞で、単発ですが、小説を掲載していただいたり、歌手の川嶋あいさんのCDブックに小説を入れてもらったりと、エッセイや小説、コラムの仕事をいただいています。それとは別に、長編小説も書き始めました。以前は、30歳になるまでに小説を書くと言っていたけれど、最近「何歳までにこれしよう」と決めないようにしました。「これをここまでにやる」ということに縛られてしまうと、自由度が少なくなってしまうと気づいたからです。『スッキリ!!』のコメンテーターも、たまたま声をかけてもらってその1カ月後にはもうテレビに出ていた、という感じだったんですね。そういう降って湧いたものを受け取る余裕を常に持っていたいんです。それによって、求められる場所がつくられて、また新しいやりたいことが出てくるかもしれないので。

ゴールは、本当は見えない方がいいのかもしれないと、たまに思う。

確かに、方向性を決めれば、ただ直走るだけで目的は達成できるから
時間的にも労力的にも無駄のないことになるんだろうと思う。

でも、がちがちに決めすぎてしまうと、
それこそ一歩でも間違えることができないわけだし
途中で方向転換でもしにくくなる。

ぼんやりとしたゴールは、
そのプロセスに明解な答えがないぶん、
物事に対する興味の幅が拡がると思う。

情報を取捨選択しないぶん、
本来であれば自分とは無関係であった情報も入ってくる。

ゴールを厳格に決めすぎるのもあまり良くないのかもしれないね。
なんとなく、流れに身を任せてなるようになるんだってスタンスも大切なのかもしれない。

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